認知症(物忘れ外来)

物忘れ外来(認知症)

「最近、どうも忘れっぽくなったみたい」―日常生活のなかで、ご両親のもの忘れが気になることはありませんか?人は年をとれば、もの忘れをしやすくなるのは自然なことで、単なる脳の老化現象だったりすることもあります。しかし、これが認知症の始まりだったら・・・?そんなときは「もの忘れ外来」を受診しましょう。

「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、社会生活や対人関係に支障が出ている状態をいいます。

「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い(一例)

加齢によるもの忘れ認知症によるもの忘れ
体験したこと一部を忘れる
例)朝ごはんのメニュー
すべてを忘れている
例)朝ごはんを食べたこと自体
もの忘れの自覚あるない
探し物に対して(自分で)努力して見つけようとする誰かが盗ったなどと、他人のせいにすることがある
日常生活への支障ないある
症状の進行極めて徐々にしか進行しない進行する

認知症は、はじめのうちは歳のせいによるもの忘れとの区別がつきにくい病気です。大きな違いの一つとして、認知症は体験のすべてを忘れてしまうのに対し、歳のせいによるもの忘れは体験の一部を忘れているという点があげられます。

認知症の大部分を占めるアルツハイマー型や脳血管性認知症は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)との関連があるとされています。例えば、野菜・果物・魚介類の豊富な食事を心がけたり、定期的な運動習慣を身に付けたりと、普段からの生活管理が認知症の予防につながることが分かってきました。

また、症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりすることもできます。早期診断と早期治療によって、高い治療効果が期待できるのです。

認知症の早期診断・早期治療につなげるために、自分自身や家族・同僚、友人など周りの人について「もしかして認知症では」と思われる症状に気づいたら、一人で悩まずにご相談ください。