連日の猛暑ですが、皆さん体調管理はできていますか。
熱中症の症状で来院される患者さんが増えています。
私も趣味のロードバイクの練習は、午前5時30分の涼しい時間に行っています。お盆休みになりますが、暑い時間帯の屋外での活動は命の危険を伴うことがあります、注意してください。
写真は早朝の練習時にアマチュアカメラマンの方に撮影していただきました。
集団の左端が院長です。




当院では脳波検査を施行していますが、検査できるスタッフが限られているのが現状です。
より多くの患者さんに利用してもらえるように、検査できるスタッフを増やそうと、先日研修会を行いました。
私が患者さん役で脳波検査を受けましたが、検査室は涼しく暗いので、寝てしまいました。
リラックスして検査が受けれますね。



梅雨明けし、クリニックの近くの河北潟のひまわりも大きくなりました。
暑くなってから、軽い熱中症の症状で受診する患者さんが増えています。
話を聞くと、畑仕事や野外コンサート会場でめまい、頭痛や下肢の脱力を認めています。
ご本人は熱中症とは気が付いていないようです。自力で改善した方もいれば、点滴をした方もいます。
軽い症状だと大したことないと甘く見がちですが、命に係わる場合もあり、早めに対策・受診がお勧めです。





7月17日の北陸中日新聞に「においが記憶を呼び起こす」記事が掲載されていました。
においの情報は、鼻から脳の嗅球と呼ばれる場所に運ばれ、その後、嗅内皮質などに伝達されます。嗅内皮質は、記憶と関連する海馬と神経線維で結ばれています。アルツハイマー型認知症の病理病変は、嗅内皮質に最も早期に出現します。
アルツハイマー型認知症の方では、高い頻度で嗅覚低下を認めます。嗅覚には、何のにおいかを嗅ぎ分ける識別能と、においに気づく検知能があります。アルツハイマー型認知症では識別能が最初に障害されます。レビー小体型認知症では、嗅覚低下の頻度がアルツハイマー型認知症よりも高く、概して早期から高度な嗅覚低下がみられます。嗅覚低下は、特徴的症状としてレビー小体型認知症の新しい診断基準(2017年改定)に新たに組み入れられました。
嗅覚障害はMCI(軽度認知障害)の段階から認められ、認知症の初期症状となることがあります。MCIで嗅覚低下がある場合、認知症に将来移行する確率が2倍以上高くなります。普段意識することが少ない嗅覚ですが、嗅覚低下は認知症の早期兆候となる可能性があります。


みなさんもご存知でしょうが、先日、芸能事務所の社長が「解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血」で亡くなられました。
くも膜下出血とは、脳の太い血管にできたコブ(瘤)が破裂することで発症する病気です。
くも膜下出血には、大きく二つのタイプがあります。
一つは一般的な「くも膜下出血」で、脳血管の弱い部分が膨らんだ『脳動脈瘤』が破裂することで発症します。もう一つが『解離性脳動脈瘤』で、3層構造になっている血管の壁の1層目、あるいは2層目がメリメリと裂けて、血管壁の中側に血液が入り込んで膨らみます。これが破裂したのが、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血です。
解離性脳動脈瘤は首の後ろ側にある2本の椎骨動脈にできることが多く、そのきっかけとなるのが、首をひねる行為です。
運動中に転んで首をひねったときや、肩こりなどの施術で首をグキッとひねられたとき、車の運転で後ろを振り返ったときは要注意です。ボールを投げる動作や、野球のバットやゴルフのクラブを振る動作なども危ないです。こうした動作の後、後頭部や首のあたりに痛みを感じたら、迷わず脳神経外科を受診してください。このタイミングで解離性脳動脈瘤が発見されれば、大事に至らないですむ確率が上がります。